大事なのは…陰陽調和に基づいた食材と調理方法のバランス!!

 マクロビオティックの食生活では、玄米を中心とした中庸に位置する食べ物を摂ることで、陰陽のバランスを保っています。
しかし、陰陽調和が取れた料理と言われても、「食材や調理方法が分からない」という方も多いはず。そこで、食材の陰陽バランス、調理法の陰陽やルールなど見ていきましょう。

◆マクロビオティック4つのルール
実践するに当たっては、4つのルールがあります。
➀無農薬、有機野菜で育てたものを食べましょう。
➁野菜は丸ごと食べきります。
➂食材は、体を冷やす物(陰)と温める物(陽)とに分かれます。体のバランスが保たれるように食材を選びましょう。
➃一口50回噛む気持ちで、ゆっくり噛んで食事しましょう。

◆食材の陰陽調和とは
陰性の食材とは上に向かってのび、体を冷やす作用があり、陽性の食材とは地中に向かって伸び、体を温める作用があると考えられています。分かりやすい例を挙げると、夏のキュウリは陰性で夏場の体の熱をとり、冬のゴボウは陽性で冷えた体を温める。このように、陰性陽性の食材の力は体のバランスを取る手助けをしてくれます。
マクロビオティックでは陰陽どちらにも極端に偏らない方が良いとされているので、穀物や根菜、豆類などが食材の中心となります。

◆調理法の陰陽とは
調理法も陰陽に分けることが出来ます。
〇陰性           〇陽性
  ・火は少なく使用      ・火を多く使用
  ・時間をかけない      ・時間をかける
  ・圧力をかけない      ・圧力をかける
  ・油、水を多く       ・油、水を少なく
  ・酢、甘味料、ハーブ等   ・塩、醤油、味噌等の
   の陰性の調味料       陽性の調味料
  ・野菜を小さく切る     ・野菜を大きく切る
このように、冷たいもの・火を通さないものは陰性、それに対して、温かいもの・じっくり煮込むものは陽性と考えられています。

マクロビオティックの食事法は、自然環境とのバランスにおいても関わりが深いのです。
日本の伝統食を見直して、自然と調和を取りながら健康な暮らしを実現してみませんか。